あ行
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アール
アール
曲線・局面の総称。輸入住宅の内観・外観デザインに用いられることが多いゆるやかな流線型のデザインのこと。
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RC造(あーるしーぞう)
RC造(あーるしーぞう)
鉄筋コンクリート造のこと。引っ張る力に強い鉄筋で、圧縮する力に強いコンクリートを補強する強度の高い構造体。中高層建築物に多く用いられる。
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アイレベル収納
アイレベル収納
キッチン等において、視線の高さあたりにある収納スペース。
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アウトドアリビング
アウトドアリビング
屋外での生活の場。テラス、ベランダ、ぬれ縁など、室内と庭を結び部屋の延長としての役割を果たすスペース。
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青田売り
青田売り
未完成の宅地あるいは建築工事が完了する前の建物の売買のことをいう。宅建業法により、開発許可や建築確認の許可を受けた後でないと広告や契約をしてはならないことになっている。
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上がり框(あがりかまち)
上がり框(あがりかまち)
玄関や勝手口などの上がり口の段差部分に取り付ける横木のこと。ケヤキなどの木目の美しい化粧材を使うことが多い。
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アクティブソーラー
アクティブソーラー
機器や設備により自然の力(風・太陽光など)を住まいの空調や給湯に生かすシステム。代表的な例として、太陽光発電・太陽熱温水器などが挙げられる。
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アメニティ
アメニティ
快適性、居住性のこと。住宅用語として使う場合は、間取り、設備、住環境等の、使い勝手の良さ、住み心地の良さのことをいう。
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アルコーブ
アルコーブ
各部屋や廊下など壁面の一部を少し後退させてつくる凹状の窪みや空間のこと。
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アンカーボルト
アンカーボルト
基礎と土台を緊結して一体化させる接合金物のこと。基礎のコンクリートを流し込む時に埋め込まれる。
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一般定期借地権
一般定期借地権
平成4年8月1日に施行された新借地借家法で導入された新しい土地の権利関係の一つ。借地期間を50年以上(通常は50年)としたもの。期間の満了に伴い、原則として借り主は建物を取り壊して土地を地主に返還する必要がある。
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インスペクション
インスペクション
住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを建築士などの専門家によって調査すること。昨今では、新築住宅でも依頼する施主が増えている。
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インナーテラス
インナーテラス
家の中や半屋外にあるテラスのこと。雨や風の影響を受けないので、室内干しの場所としても適している。
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エアーサイクルシステム
エアーサイクルシステム
空気の循環を利用した省エネ型住宅の一つ。壁の間に隙間を設け、夏は床下の冷気を、冬は屋根裏や日当りの良い側の熱気を循環させ、温度の調節をするもの。
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ALC板(えーえるしーばん)
ALC板(えーえるしーばん)
軽量気泡コンクリート板のことで、軽いので施工しやすく、耐火性や断熱性に優れているので鉄骨造の外壁などに使われる。
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エコキュート
エコキュート
自然冷媒であるCO2を使ったヒートポンプシステムによって、大気中の熱を汲み上げ、お湯を沸かす給湯器のこと。
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SRC造(えすあーるしーぞう)
SRC造(えすあーるしーぞう)
鉄骨鉄筋コンクリート造のこと。柱・梁など骨組みを鉄骨で組み、その周囲に鉄筋コンクリートをかぶせた高層建築物に多く用いられる高強度の構造体。
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S造(えすぞう)
S造(えすぞう)
鉄骨造のこと。SとはSteel(鉄)の略。強度が強く、耐久性、耐震性にすぐれている。
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エネファーム
エネファーム
ガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて、電気をつくり、その際発生する熱でお湯を沸かし、給湯などに利用するシステムのこと。
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オーバーハング
オーバーハング
1階より2階が張り出し、スペースが広くなるように設計された形式。張り出した部分をキャンティと呼び、居間やベランダとして使う。庭の広さを損なうことなく、建物内の広さを確保できる。
か行
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カーポート
カーポート
柱と梁だけで作られた屋根付き駐車スペースのこと。屋根のない駐車スペースを含める場合がある。
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カウンタートップ
カウンタートップ
キッチンにある調理するための作業台のこと。流しの左右にあるのが一般的。
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瑕疵(かし)
瑕疵(かし)
住宅や設備のキズや欠陥のこと。一見しただけでは分からないキズや欠陥を「隠れた瑕疵」という。
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可動間仕切り
可動間仕切り
部屋と部屋との境が壁で仕切られているのではなく、開放したりできる間仕切りのこと。
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矩計図(かなばかりず)
矩計図(かなばかりず)
設計内容を判断できるように天井高や床下地、軒高など建物の代表的な各部の寸法と使用材料などが記入されている図面。
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鴨居(かもい)
鴨居(かもい)
和室の障子や襖など開口部の上部に取り付ける横木のこと。
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ガラリ
ガラリ
外部から目隠しをしながら換気ができるように、ドアや窓などに設ける通気口のこと。
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加齢配慮(かれいはいりょ)
加齢配慮(かれいはいりょ)
居住者が高齢になり、体の動きが不自由になった時でも、暮らしやすいように考えられたバリアフリー設計の住宅など。
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乾燥材
乾燥材
自然乾燥または人口乾燥により、含水率が一定の値以下にまで乾燥させた木材のこと。
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基礎
基礎
建物の荷重を支える土台のこと。主に木造住宅などで一般的に使われる逆T字型の「布基礎」と、床面全体に二重鉄筋入りのコンクリートを打つ「ベタ基礎」がある。
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北側斜線規制
北側斜線規制
北側の隣家の日照を妨げないために定められた制限。
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CAD(キャド)
CAD(キャド)
コンピューターを使って工業製品・建築物の設計をすること。高さ情報を持った3次元CADでは外観・内観のCG(コンピューターグラフィック)の作成が可能である。
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狭小住宅(きょうしょうじゅうたく)
狭小住宅(きょうしょうじゅうたく)
狭い敷地内に建てられた、床面積の少ない住宅のこと。少ない床面積を最大限有効利用できるよう工夫が施されている。
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管柱(くだばしら)
管柱(くだばしら)
1階または2階だけに入っている柱のこと。
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クラック
クラック
ヒビ・亀裂のこと。表面上に自然に生じるものと、施工上の欠陥により、躯体内部から生じたものがあるので、専門家に判断してもらうことが大切である。
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グルニエ
グルニエ
フランス語で屋根裏部屋のこと。収納スペースだけでなく子供部屋・書斎などに利用されることが多い。
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クローズドキッチン
クローズドキッチン
リビングやダイニングから独立した一つの部屋になっているキッチンのこと。来客時などに煙や臭いを気にせず家事ができるのが特徴。独立型キッチンとも呼ぶ。
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建築確認
建築確認
建物の建築計画が建築基準法にのっとっているかを着工前に確認すること。申請された内容について自治体の建築主事または民間の指定確認検査機関が審査をする。
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建築面積
建築面積
建物を真上から見たときの面積のこと。その土地で建てられる建築面積は、敷地面積と行政により定められている建ぺい率によって上限面積が決まる。
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建ぺい率
建ぺい率
敷地面積に対する建築面積(建坪)の割合。敷地面積が100㎡で建ぺい率が60%の場合、最大60㎡の建築面積の建物が建てられる。
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公図
公図
不動産登記法第17条では「地図に準ずる図面」として取り扱うこととされている。地番、土地の形状が記されており、登記所か市町村役場で閲覧できるが、必ずしも現地を正しく反映していないので、無条件に信じるのは危険である。
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コートハウス
コートハウス
中庭(コート)を設けて、その周辺に部屋を配置する住居形式。都市型住宅に多い。
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混構造
混構造
一つの建物で、木造、鉄骨造、コンクリート造などの異なる2つ以上の構造方式を併用して建てる方式。例としては1階部分を鉄骨造、2階部分を木造で建てるなどが挙げられる。
さ行
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サービスヤード
サービスヤード
屋外で行なう家事用スペースのこと。洗濯や物干し場、物置、ゴミ置き場として使う。
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更地(さらち)
更地(さらち)
建物などが建っておらず、借地権などの使用収益を制約する権利のついていない宅地のこと。
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地縄張り(じなわばり)
地縄張り(じなわばり)
建築前に、建物の位置を確認する為に図面通りに宅地に縄を張ること。
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地盤改良
地盤改良
軟弱地盤と診断された土地を住宅の建設に耐えられる様に補強をすること。軟弱な地盤の層の下にある良好な地盤まで掘り、セメント系固化材を土と混ぜ合せて柱状に固めて地盤を強化させる柱状改良工法などがある。
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地盤調査
地盤調査
建物を建てる土地の地盤の強度を調べる調査のこと。専用の機械で、荷重をかけて鉄の棒を地中に貫入させ、地面の中で固い層と軟らかい層の分布状態を調べるスウェーデン式サウンディングなどの方法がある。
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斜線制限
斜線制限
周辺環境への影響を考慮し、建物の形状を一定の勾配面によって制限すること。隣地の日照を確保するための「隣地斜線制限」、道路への通風や日照などを確保するための「道路斜線制限」、住居専用地域において北側に接する敷地の環境を保護するための「北側斜線制限」がある。
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ジャロジー
ジャロジー
羽根状の細長いガラス板を横に並べたもので、その角度を変えて通風を調節する小窓のこと。洗面所、浴室、トイレに多く用いられる。
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集成材
集成材
薄い木の板を繊維方向を揃えて接着剤で数枚貼り合わせた角材や合板のこと。
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住宅品質確保促進法(品確法)
住宅品質確保促進法(品確法)
欠陥住宅が社会問題になり、消費者が安心して住宅取得出来るように、平成12年4月1日に施行された法律「住宅の品質確保の促進等に関する法律」。(1)瑕疵担保責任期間の10年間義務化(2)住宅性能表示制度(3)裁判外の紛争処理体制という3つの柱で構成されている。
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住宅ローン控除
住宅ローン控除
住宅ローンを利用してマイホームを新築・購入した方に毎年の年末時点の住宅ローン残高の一定割合を所得税から控除する仕組み。
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新耐震設計基準
新耐震設計基準
1978年に起こった茨城県沖地震の建物被害を機に、耐震性が見直され、建築物の地震に対する安全性の確保を目的として1981年に制定されたもの。
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スキップフロア
スキップフロア
住居内に中2階のような半階分ずらした居室を設けて、室内空間に変化をもたせる建て方。住居内に上下の段差を生じることで、各居室の独立性を持たせている。
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数寄屋造り
数寄屋造り
安土桃山時代から江戸時代にかけて完成した建築様式の一つ。桂離宮はその代表例。
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スケルトン方式
スケルトン方式
スケルトンとは英語で「がいこつ」のこと。スケルトン(建物を支える構造躯体)を分譲し、「インフィル」(住宅の間取りや内装)はスケルトンの購入者が自由に決められる方式のこと。
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筋(すじ)かい
筋(すじ)かい
地震や風圧に耐えられるように、柱と柱の間に斜めに入れる補強材のこと。
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スマートハウス
スマートハウス
太陽光発電、蓄電池、高速光通信などを備え、IT(情報技術)とスマート家電がネットワーク連携して家庭の消費電力を制御し、快適で暮らしやすい住環境を実現した近未来型住宅のこと。
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スラブ
スラブ
床版のことで、一般的には鉄筋コンクリート造の構造床を指す。躯体の構造にもよるが、スラブの厚さが、遮音性の目安になる。
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スロップシンク
スロップシンク
ユーティリティ、バルコニー等に設置する底の深い流しのこと。泥のついたスニーカーやぞうきんを洗ったり、植木鉢への水やりに便利である。
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制震構造
制震構造
地震の振動を軽減させるための制御メカニズムを取り入れた構造のこと。建築基準法の耐震設計は、建物の倒壊防止(人命保護)を目的とするが、制震構造では一歩進んで建物の変形を小さく抑え、建物の損傷被害軽減が可能である。
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ZEH(ぜっち)
ZEH(ぜっち)
ZEHは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で年間に消費する正味のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅のこと。住宅の高断熱化、空調、換気、照明、給湯等の設備の高効率化、太陽光発電等によるエネルギーの創出によって実現できると考えられている。正味で75%省エネを達成したものをNearly ZEH、 正味で100%省エネを達成したものをZEHと呼ぶ。
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セントラルヒーティング
セントラルヒーティング
各部屋の暖房を一ヶ所のボイラーで集中的に行う中央式暖房システムのこと。
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ゾーニング
ゾーニング
建物の平面計画で、部屋の用途別にスペースゾーンを分類、配置すること。たとえば、パブリックゾーン、プライベートゾーンといったように。
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底地(そこち)
底地(そこち)
土地に建物の所有を目的とする地上権や賃借権等の権利設定がある場合の土地の所有権のことをいう。
た行
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耐震構造
耐震構造
地震の揺れに耐え、建物の倒壊を防ぐ構造を耐震構造と言う。
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耐震診断
耐震診断
建物がどの程度自身に耐える力をもっているかを診断すること。一般的には各自治体などから配られる資料をもとに自分で行うものと、専門家が図面や実地調査をもとに診断するものを指す。
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耐震等級
耐震等級
住宅性能表示制度において、壁の量や配置、床、接合部、基礎などをもとに、建物の倒壊、損傷のしにくさを評価するもの。大きく分けて3段階あり、等級1は震度6強から7程度の地震による力に対して倒壊・崩壊を生じない程度の強度を有するもの。
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耐力壁
耐力壁
柱や梁を使わず、壁に力を持たせた壁式構造の建物で、上部の重さや地震の力にも抵抗できるように設計した壁。間仕切り壁は耐力壁ではない。
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チムニー
チムニー
洋風住宅の外観を飾るため、形だけ設置した煙突のこと。
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注文住宅
注文住宅
建築主の要望を生かしたオーダーメイドの住宅を建築すること。予算からプランニング、設備や材料など、自分の好みやライフスタイルにプランを採用できるため、満足度の高い家になる。
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長期優良住宅
長期優良住宅
日本の住宅の平均寿命は約30年。造っては壊すというフロー消費型社会から、「良質な住宅を建設し、大切に長く使っていく」というストック型社会への転換が急務であるというビジョンを打ち出し、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が平成21年6月4日に施行された。
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ツーバイフォー(2×4)工法
ツーバイフォー(2×4)工法
パネル化された床や壁などを組み合わせて建物を建てる工法。「枠組壁式工法」ともいう。この工法を用いる際に2インチ×4インチの角材が多く使われることから2×4と呼ぶ。
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坪単価
坪単価
建物の本体価格を延べ床面積の坪数(1坪=3.3㎡)で割ったもの。
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定期借地権付き住宅
定期借地権付き住宅
定期借地権は、平成4年8月1日から施行された新借地借家法に盛り込まれた新しい土地の権利関係で、土地を地主から50年以上の契約(一般には50年)で借り、そこに建物を建てて分譲する。この方式は「土地の保有から利用へ」という土地基本法の理念にふさわしいといえる。
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天袋
天袋
天井面に付いた形の吊り戸棚と、和室押入れ上部の収納スペースの2つの意味がある。
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天窓
天窓
天井や屋根に設置する開口部で、採光のために設けられるもの。
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通し柱
通し柱
2階建以上の建物で、土台から軒まで通した1本の柱のこと。
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ドーマー
ドーマー
小屋裏の採光のために、屋根の傾斜面から突き出た形で設けた三角屋根の窓のこと。採光の他外観のアクセントとして設けられることが多い。
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ドライエリア
ドライエリア
地下室の前面につくる空堀のこと。これにより地下室に直接外気と外光を採り入れることができる。
な行
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長押(なげし)
長押(なげし)
鴨居の上部に床と平行に入れる化粧材のこと。
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納戸(なんど)
納戸(なんど)
室内にある大型の収納スペースのこと。建築基準法で定められた居室の基準に、採光・換気の面で当てはまらないことから、納戸とする場合が多い。サービスルームとも表示される。
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ニッチ
ニッチ
廊下や玄関ホールの壁にはめ込まれた飾り棚のこと。
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布基礎(ぬのきそ)
布基礎(ぬのきそ)
木造やコンクリート壁構造など小規模建築に用いられる基礎で、一般に鉄筋コンクリートを使用し、形状は逆T字形である。
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ぬれ縁
ぬれ縁
和室などの外側に設けられた、雨ざらしになる縁側のこと。
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根太(ねだ)
根太(ねだ)
木造建築において床材を支えるための横材のこと。住宅の床をはるために必要となる下地。
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野地板(のじいた)
野地板(のじいた)
屋根の仕上げ材の瓦の下に入れる瓦を支える目的のもの。
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延床面積
延床面積
建物の各階の床面積の合計のこと。容積率によって、建てることのできる延床面積の限度が決められる。
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法面(のりめん)
法面(のりめん)
法地(のりち)ともいい、実際に宅地として使用できない斜面部分のこと。これは、自然の地形によるもののほか、傾斜地を造成する際に土砂崩れを防ぐために造る場合がある。
は行
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パーゴラ
パーゴラ
住宅の軒先に設ける落葉樹をはわせた棚のこと。直射日光を遮る効果がある。
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パース
パース
建物の外観や内部を立体的に描いた透視図面のこと。
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パイプシャフト
パイプシャフト
上下水道やガスの配管を上下階に通すためのスペース。間取図に「PS」と表示されるもので、「pipe shaft」または「pipe space」の略。
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バスコート
バスコート
浴室から外の風景を見るために設ける坪庭のこと。入浴しながら戸外の風景を楽しめる他、物干しスペースとしても活用される。
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ハッチ
ハッチ
台所と食堂の間に設けられた物を出し入れ出来る間仕切りのこと。
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パティオ
パティオ
床にタイルを張ったり、噴水を設けたスペイン風の中庭のこと。
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梁(はり)
梁(はり)
柱の上にはめ込まれる横材のこと。建物の荷重を支えながら重さを柱に分散させる役割がある。
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パントリー
パントリー
食料品や食器を収納する食品庫のこと。キッチンに隣接させて設ける。
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ビルトイン
ビルトイン
システムキッチンのキャビネットなどに組み込めるタイプの設備のこと。食器洗い乾燥機、オーブンなど。
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広縁(ひろえん)
広縁(ひろえん)
和室などから続けて屋内に設けられる、幅の広い縁側のこと。
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ピロティ
ピロティ
1階部分で、外壁やサッシなどの間仕切りがなく柱だけで構成された空間のこと。玄関ポーチや車庫など色々な用途が考えられる。
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ファサード
ファサード
門や玄関のある、建物の正面。
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VOC(ぶいおーしー)
VOC(ぶいおーしー)
日本語では「揮発性有機化合物」といい、空中に放散しやすい物質の総称。ホルムアルデヒドやトルエンなどがあり、建築施工用の接着剤や塗装剤に含まれる。特有の臭いがあり、過剰に吸い込むと頭痛、吐き気、疲労感などシックハウス症候群を引き起こす可能性がある。
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吹き抜け
吹き抜け
2階以上の建物で、上階の床がなく、下階から天井までつながっている空間部分のこと。
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普通借地権
普通借地権
平成4年8月1日に施行された新借地借家法で改正された借地権の一つ。契約更新のない「定期借地権」に対して、賃貸借契約の期限がきても、地主の側に正当の事由がなければ、自動的に借地契約は更新される。また、契約満了時に、地主に建物の買い取りを請求することもできる。
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ブラケット
ブラケット
壁や柱などに取り付けて補助照明として用いられる照明器具のこと。間接照明のようにデザイン性の高い空間を演出する効果を出すために使用される。
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ベイウィンドウ
ベイウィンドウ
外壁から台形に張り出した出窓のこと。長方形や多角形など出窓の総称としても使われる。
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壁芯(へきしん)
壁芯(へきしん)
壁の厚みの中心線で囲まれた面積のこと。内法(うちのり)に比べ、壁の厚みの分だけ、面積は広くなる。分譲マンションのパンフレットの専有面積は壁芯面積で表示されているので、実際はそれより少し狭くなる。
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ボウウィンドウ
ボウウィンドウ
同じ大きさの窓を3面以上組み合わせて弓形に張り出させた出窓のこと。室内に広がりが生まれ、外観のアクセントにもなる。
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防蟻(ぼうぎ)
防蟻(ぼうぎ)
木材に薬品を塗布して、シロアリ等の被害を防ぐこと。最近は薬品の人体への影響を考えて、木酢液やヒバ油などの体に優しい天然原料を塗布することが多い。
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ポーチ
ポーチ
庇のある玄関前の空間のこと。
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ホームオートメーション
ホームオートメーション
住宅内にエレクトロニクス機器を導入して、さまざまな機能を果たせるシステムで別名ホームエレクトロニクス(HE)ともいう。集中コントロールパネルで、ホームセキュリティや照明、エアコンなどの各種電気製品を管理することができる。また外部から電話でコントロールすることも可能(テレコントロールシステム)。
ま行
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間柱(まばしら)
間柱(まばしら)
柱と柱の間に補強のために設けられる柱。梁などを支える。
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廻り縁(まわりぶち)
廻り縁(まわりぶち)
天井面と壁面が接する部分に取り付ける化粧材のこと。
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免震構造
免震構造
基礎と建物の間に転がり支承材や積層ゴム等を入れて地震による揺れの強さを抑える構造のことを言う。地盤と建物の間を免震層で分離させるため、地震による地盤の揺れを建物に伝えにくくして建物の損傷被害を軽減する効果は大きい。
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木造軸組工法
木造軸組工法
日本の伝統工法を発展させた構法で、在来工法とも呼ばれる。柔軟に間取り変更や増改築が可能で、日本における木造住宅の主流となっている工法。
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モジュール
モジュール
建築設計に使われる基本寸法、基準単位のこと。これまでわが国では、モジュールを約90cmとすることが多かったが、バリアフリー化が進む中で車椅子が通れないなどの問題が生じるようになった。そこで新たに1mを基本寸法とする「メーターモジュール」が採用されつつある。
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モルタル
モルタル
砂とセメントを混ぜたもので、通常砂2対セメント1か砂3対セメント1の割合に混ぜる。施工しやすくコストが安く、また防火性能に優れているので一般によく使われる。
や行
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ユーティリティ
ユーティリティ
洗濯機やアイロンなどの設備を置いた、家事作業を行うスペース。
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ユニット工法
ユニット工法
工場であらかじめ建物の構造部材を生産し、現場で組み立てる方式。
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ユニバーサルデザイン
ユニバーサルデザイン
国籍、性別、年齢、障害の有無に関わらず、誰もが使いやすい施設、製品、環境等のデザインのこと。
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養生
養生
建物や設備の工事中などの際、キズがつかないようにシートで他の部分を覆うこと。
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容積率
容積率
敷地面積に対する延床面積の割合のこと。敷地面積が100㎡で容積率が150%の場合、最大150㎡の延床面積の家が建てられる。
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用途地域
用途地域
都市計画法で定めている「第1種低層住居専用地域」「第2種低層住居専用地域」「第1種中高層住居専用地域」「第2種中高層住居専用地域」「第1種住居地域」「第2種住居地域」「準住居地域」「近隣商業地域」「商業地域」「準工業地域」「工業地域」「工業専用地域」の12種類に分けられます。
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擁壁(ようへき)
擁壁(ようへき)
コンクリートブロックや石などを使用した土が崩れるのを防ぐために設ける壁のこと。崖などの崩壊を防ぐための土留めとしての役割もある。
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42条2項道路
42条2項道路
本来、道路とは4m以上の幅員のものを言いますが、基準時(昭和25年11月23日)に既に建築物が立ち並んでいた幅員1.8m以上4m未満の道で一般の通行用に供されているものを42条2項道路と言う。再建築時には、道路の中心から2mずつのエリアを道路用地として提供して、この部分は敷地として供せない。建築基準法42条2項に記載されているので、この名称がつけられている。
ら行
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ラーメン構造
ラーメン構造
「ラーメン」とはもともとドイツ語で枠の意味。鉄骨造、RC造で柱と梁の一体化した構造。
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ライトコート
ライトコート
採光のためにつくられる四方あるいは三方を建物で囲んだ中庭のこと。「光庭」ともいう。
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ラッチ
ラッチ
吊戸棚や家具などの扉に取り付ける空錠(そらじょう)の一種。地震の際に収納物が飛び出さないように扉をロックするものを「耐震ラッチ」といい、食器棚やキャビネットの扉などに取り付けられる。
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立面図
立面図
建物外観を表わす図面のこと。一般的に東西南北の4方向から建物を見た建物外観を表わす。
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ルーバー
ルーバー
壁や天井に設けられた角度の調整出来る羽板を備えた開口部のことで、羽板を動かすことで、採光の調節、雨水の侵入を防ぐことが出来る。
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レンジフード
レンジフード
キッチンで煙や臭気などを排出するために、コンロの上に設置される排気設備のこと。ダクトを通じ、排気口まで煙や臭気を誘導するシロッコファンタイプなどがある。
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ロータリークロゼット
ロータリークロゼット
回転式のハンガーパイプを組み込んだクローゼットで、限られた場所に大量の衣料を収納できるので、スペースの有効利用にもつながる。
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陸屋根(ろくやね)
陸屋根(ろくやね)
屋根の勾配が水平に近いもので、コンクリート造のビルやマンションに多く見られるが、雨の流れが悪いので防水対策をしっかり施すことが大切である。
わ行
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ワークトップ
ワークトップ
キッチンにある調理などを行うカウンター(作業台)のこと。
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ワードローブ
ワードローブ
家具としての洋服ダンスではなく、大量の衣類等を収納するため居室の壁面に作られた収納スペース。
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ワイドスパン
ワイドスパン
間口が広い間取りのこと。ワイドスパンの住宅は、日当たりも良く、居住性能が高い。
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ワイドバルコニー
ワイドバルコニー
バルコニーの一般的な奥行き(出幅)は1.5mほどであるが、それを2.0m前後まで広げたバルコニーのこと。プランターなどを置いてミニガーデンとして楽しんだり、快適なアウトドアリビング空間としても活用できる。
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割栗石(わりぐりいし)
割栗石(わりぐりいし)
建築物などの基礎に使う適当な大きさに割った石のこと。通常12〜15cm位で基礎や土間コンクリートの下に敷き込む。